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【医師が監修】ペニスの皮に関わる病気や治療法について

ペニスの皮に関わる病気や治療法について

はじめに

男性器や女性器など、一般的に人に見せる場所ではありません。そこに異常が見つかったとなれば、なおさら見せることはしないと思われます。ですが、体にとって大事な部分だからこそ、早くに対処しなければいけないことがあります。

恥ずかしいが故に、取り返しがつかないことになることもあります。毎日見ている自分が見て、少しでも違和感を感じたら、まずは専門家に診てもらい、判断を仰ぐようにしましょう。

今回は男性器について、特に皮の被り具合を取り上げていきたいと思います。あまり比べたこともないと思いますが、皮の被り方は人それぞれ違います。
通常であれば問題のない被り方でも、時には男性器を失う危険性のある危険な被り方もあります。どのような被り方が危険か、詳しく見ていきましょう。

ペニスの皮の被り方の種類とは

ペニスは、生まれた時は必ず皮を被っており、成長とともに皮が付け根の方に後退し、先端部(亀頭)が露出します。成長しても亀頭が皮で見えない状態を包茎と言います。
この包茎は、大きく3つに分類ができます。日本人男性の半数以上がなっている仮性包茎、病気になりやすい真性包茎、すぐにでも手術が必要な嵌頓(かんとん)包茎です。

・仮性包茎
仮性包茎は、3種類の包茎の中では危険性、治療性は一番低い包茎になります仮性包茎の多くは、普段は亀頭まで皮が覆っていますが、手で皮を引っ張ると亀頭を皮から出すことができます。

また、勃起すると自然に皮が剥け、亀頭が出てきますが、勃起が治まるとまた皮を被ってしまいます。仮性包茎の症状は幅が広く、勃起時に完全に亀頭が露出する軽度仮性包茎と亀頭の一部しか露出しない重度仮性包茎があります。

もし、通常時は自然と手で剥けたとしても、勃起時に締め付けを感じたり、剥けない場合は、包皮の入り口が狭いことも多く、無理に剥くことで陥頓包茎になってしまうことがありますので、一度、専門の医院を受診してみてもらうようにしましょう。

・真性包茎(しんせいほうけい)
仮性包茎と真性包茎の大きな違いは、自分で皮が少しでも剥けるかどうかです。真性包茎の場合は、通常も勃起時も皮で覆われていて亀頭全体が見えることはありません。

また自分で剥いたり、勃起で強制的に剥こうとすると痛みが起こります。無理矢理剥こうとするとやっと剥けたと思ったら戻らないということもあります。
戻らない場合は嵌頓包茎に進行してしまった可能性があるので、すぐに受診をする必要があります。

・陥頓包茎(かんとん包茎)
陥頓包茎は危険が高いと説明してきました。陥頓包茎は、無理に剥こうとすれば亀頭を露出させることできますが、包皮口が狭いため、亀頭の根元を締め付けてしまうことが問題となります。

軽度の陥頓包茎ならば、締め付け感も軽いため、緊急性は低くなりますが、重度の場合は、皮が戻らず亀頭の血流が障害され、最悪元に戻すのが困難になってしまう可能性もあります。

専門家に相談し、治療方針を決めることが必要ですが、皮が戻らず血流がうっ滞してしまったときは、救急病院の受診が必要になる場合もあります。

包茎だと病気になりやすい?

包茎の方は、全般に、皮が剥きにくいことにより毎日のケアを怠ると不潔になりやすい事が言えます。皮膚は常に新しい皮膚を作り、入れ替えをしています。入れ替え後の皮膚は垢になり溜まり、亀頭の根元に蓄積されます。皮を被っていると垢も増える原因になります。

垢は微生物や細菌にとって、栄養価の高い養分になります。毎日、包皮を剥いて洗うなどのケアを怠ると細菌の繁殖により、様々な病気を発症します。特に真性包茎の場合、関連のある病気には、亀頭包皮炎、閉塞性乾燥性亀頭炎、陰茎ガンなどがあります。

・亀頭包皮炎
亀頭の炎症と皮の炎症を合わせて亀頭包皮炎と言い、原因の多くは細菌感染による炎症と言われています。炎症が持続すると出血や膿の付着もみられ、痛みや強いかゆみが現れてきます。抗生剤やステロイドの使用が必要となるので、すぐに受診をしましょう。

・閉塞性乾燥性亀頭炎
繰り返し炎症を起こすことにより、徐々に皮が厚く、硬くなり白くなってしまいます。この状態を乾燥性亀頭炎といいます。乾燥性亀頭炎がさらに進行すると、皮が縮み包皮口が閉じてしまいます。この状態を閉そく性乾燥性亀頭炎といいます。

包皮は硬くなり伸縮性を失っていますので、ひび割れが起こり、痛みが出ます。真性包茎と同じ治療が必要となり、外科手術が必要になる場合もあります。

・陰茎ガン
陰茎に起こるウイルス感染や性感染症、遺伝などが原因とされており、男性が発症するガンの1%以下です。陰茎ガンを発症した方を調査すると、真性包茎の方が多く、実際、包茎との関係性を指摘する論文もあります。

陰茎ガンは痛みを伴わず、進行した排尿障害、潰瘍(かいよう)形成、多臓器への転移で見つかることの多い、早期発見が難しいガンです。通常のガンと同じく、進行することで全身に転移します。
治療方法も同じで、ガン組織を手術で切除したり、放射線治療、抗癌剤療法などを行います。

包茎が抱えるよくある悩み

包茎は自分で感じる痛みや剥きにくさ以上に、見た目や性交における悩みを強く感じている方が多い傾向にあります。インターネットなどにも情報が多く載っているため、調べることで自分のペニスと比較ができます。

包茎という恥ずかしさと他人に見られたときに、相手が感じるであろう思いをくみ取ってしまい、異性との交流に消極的になりがちです。
うまく異性と性交の機会を持てても、勃起時の痛みや性交時の痛み、ペニスを見られたときの反応などにより性交体験がトラウマになる可能性もあります。

異性に限らず、同性との交流も疎遠になる場合があります。学生で運動部であったり、寮生活、社会人でサークルや社員旅行など、同性と入浴を共にする機会があります。
男性同士であれば、お互いのプライドや尊厳が強く対立するため、包茎であるだけで劣等感を感じます。更に周囲に知られる恐怖心より、同性に対しても消極的な対応になる可能性があります。

男性にとって威厳をもつ男性器なだけに、そこに関わる出来事は実生活に広く影響をおよぼし、悩まれている男性が多くいます。
真性包茎や嵌頓包茎は病気であり治療が必要ですが、仮性包茎の場合でも、美容などで悩んでしまっている場合は、コンプレックスを解決できる治療が可能であることを知り、専門家の助けを借りることが最善の手段です。

ぺニスの皮に関わる病気の治療法

真性包茎や嵌頓包茎や他包皮の病気があるのであれば、医学的にも治療の必要性があります。また仮性包茎も美容的に包茎治療が可能です。(当院は、公的保険の適応範囲外となります)

包茎治療は一般的な泌尿器科でも受けることができるのですが、一般病院では、余り皮をただ切って縫うだけの単純な手術の場合が多いです。
確かに“包茎”という症状は克服できるのですが、見た目や傷跡の美しさなど美容的な事は技術レベルが様々です。

当院では“美容クリニック”として見た目の仕上がりに徹底的にこだわっています。傷跡の美しさはもちろんのこと、もともと剥けていたような自然な仕上がりを実現します。

おわりに

男性器の悩みは、周囲には知られたくないがために、放置してしまうことがあります。ですが、違和感がある状態を放置していても、自然によくなることはほとんどありません。

軽度であればすぐ治る病気でも、進行してしまうと治療期間は倍以上に延びてしまうこともあります。包茎でお悩みであれば、明るい人間関係、将来のライフプランを立てるため、気になり始めたら専門家へ相談、受診をしてください。

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この記事の監修医師

堀瀬忠直院長

東京上野クリニック上野本院院長

堀瀬 忠直

経歴

  • 1993年 山梨大学医学部卒業
  • 1993年 山梨大学麻酔科入局
  • 1995年 青梅市立総合病院勤務
  • 1996年 東京上野クリニック入職
  • 1997年 東京上野クリニック上野本院院長
  • 2019年 ウエノスキンサポート名古屋医院院長
  • 2021年 東京上野クリニック上野本院院長