包茎手術・包茎治療について|上野クリニック

ちんこの皮がかゆい原因と対処法|病気の見分け方と受診の目安を解説

陰茎(ちんこ)の皮がかゆくなると、「性病ではないか」「重大な病気だったらどうしよう」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。デリケートな部位のトラブルは誰にでも起こり得る身近な問題であり、正しい原因を知ることで適切な対処が可能です。陰部の構造上、蒸れや恥垢の蓄積による炎症が起きやすく、決して珍しい症状ではありません。かゆみを引き起こす主な疾患の特徴から、市販薬でのセルフケアの可否、受診の目安までを詳しく解説していきます。自身の症状と照らし合わせながら、不安の解消と早期改善にお役立てください。

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ちんこの皮がかゆいときに考えられる主な原因

陰茎の皮がかゆくなる原因は、日常のケア不足から感染症まで多岐にわたります。代表的な要因として、以下の4つが挙げられます。

  • 生活習慣(蒸れ・洗いすぎ)
  • 包茎による恥垢の蓄積
  • 細菌や真菌の感染
  • かぶれや湿疹

それぞれの原因によって適切な対処法が異なるため、自身の状態に当てはまるものがないか確認してください。

蒸れ・汗・洗いすぎなど生活習慣によるかゆみ

通気性の悪い下着の着用による蒸れや、入浴時の過剰な洗浄が皮膚のバリア機能を低下させ、かゆみを引き起こします。陰部は汗腺が多く、長時間座りっぱなしの環境では高温多湿になりがちです。また、清潔に保とうとして石鹸でゴシゴシ洗いすぎると、必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥によるかゆみが生じやすくなります。

包茎による恥垢(ちこう)の溜まりと炎症

亀頭が皮に覆われている状態(包茎)では、皮の内側に恥垢と呼ばれる老廃物が溜まりやすく、これが刺激となってかゆみを生じます。恥垢は尿の残りや皮脂、剥がれ落ちた古い角質が混ざったものであり、放置すると細菌が繁殖する温床となります。毎日剥いて洗う習慣がない場合や、皮が剥きづらい場合は特に注意が必要です。

細菌・真菌(カンジダ)による感染

皮膚の常在菌である細菌や、カンジダと呼ばれる真菌(カビの一種)が異常増殖すると、強いかゆみや炎症を引き起こします。免疫力の低下や疲労が溜まっているときに発症しやすく、性行為による感染以外でも日常的に起こり得るトラブルです。原因となる菌の種類によって効く薬が異なるため、自己判断での治療が難しいケースといえます。

かぶれ・接触性皮膚炎・陰部湿疹

下着の素材や洗濯洗剤、ボディソープ、コンドームの潤滑ゼリーなどが肌に合わず、アレルギー反応や接触性皮膚炎を起こしている状態です。特定のアイテムを使用した直後に症状が出た場合は、かぶれの可能性が高いと考えられます。原因物質を取り除かない限りかゆみは治まらず、悪化すると水ぶくれが生じることもあります。

症状別セルフチェック|あなたのかゆみはどのタイプ?

かゆみに伴う見た目の変化や痛みの有無から、疑われる疾患をある程度推測することが可能です。主な症状のタイプと、考えられる原因は以下の通りです。

症状の特徴 考えられる主な原因 対処の緊急度
ただかゆい・赤みがある 蒸れ、乾燥、初期の亀頭包皮炎、湿疹 低〜中
皮が剥ける・ただれる カンジダ性亀頭包皮炎、接触性皮膚炎
白いぶつぶつ・できもの カンジダ性亀頭包皮炎、性器ヘルペス
腫れ・痛み・発熱 重症化した亀頭包皮炎、梅毒など

自身の症状に最も近い項目を確認し、受診やセルフケアの参考にしてください。

ただかゆいだけ・掻くと赤くなるケース

見た目の異常が少なく、掻いた後に赤みが出る程度であれば、乾燥や蒸れ、軽いかぶれによる陰部湿疹が疑われます。下着の摩擦や、入浴時の洗いすぎが原因になっているケースが少なくありません。まずは保湿を心がけ、通気性の良い下着に変えるなど生活環境の見直しを行うことで改善が期待できます。

皮が剥ける・ただれる・ひりひりするケース

亀頭や包皮が赤くただれ、薄皮がポロポロと剥けるような場合は、カンジダ性亀頭包皮炎や強い接触性皮膚炎の可能性が高くなります。真菌の増殖によって皮膚の組織がダメージを受けており、排尿時や下着に触れた際にひりひりとした痛みを伴うこともあります。市販のステロイド剤を誤って使用すると悪化する恐れがあるため、慎重な判断が求められます。

白いぶつぶつ・できものがあるケース

かすのような白い付着物やぶつぶつが見られる場合、カンジダ性亀頭包皮炎や性器ヘルペスが疑われます。カンジダの場合は酒粕やヨーグルト状の白いカスが亀頭周辺に付着し、強いかゆみを伴います。一方、水ぶくれのようなできものができ、破れて潰瘍になっている場合は性器ヘルペスの可能性があり、抗ウイルス薬による治療が不可欠です。

腫れ・痛み・発熱を伴うケース

陰茎全体が赤く腫れ上がり、触れるだけで痛い、あるいは発熱やだるさを伴う場合は、細菌の感染が深く進行しているサインです。重度の細菌性亀頭包皮炎や、梅毒などの性感染症が疑われます。放置すると炎症が尿道まで広がり、排尿困難や全身の感染症につながるリスクがあるため、早急に泌尿器科を受診してください。

亀頭包皮炎の基礎知識

亀頭包皮炎とは、亀頭(陰茎の先端)と包皮(亀頭を覆う皮)の間に炎症が起きる病気の総称です。

陰部の構造上、汚れや湿気が溜まりやすいため、菌が繁殖して炎症を引き起こします。主な症状として、かゆみ、赤み、腫れ、痛み、悪臭などがあり、悪化すると皮がむけたり出血したりすることもあります。性行為の経験がなくても、日常的な不衛生や免疫力の低下で発症する身近な疾患です。

原因となる病原体によって「細菌性」と「真菌(カンジダ)性」に大別され、それぞれ治療法が異なります。

種類 主な原因菌 特徴的な症状
細菌性亀頭包皮炎 ブドウ球菌、大腸菌など 強い赤み、腫れ、悪臭のある膿、痛み
真菌性亀頭包皮炎 カンジダ(カビの一種) 強いかゆみ、白いカス、皮のめくれ、ただれ

それぞれの特徴と、発症しやすい人の傾向を正しく把握することが予防への第一歩です。

細菌性亀頭包皮炎の原因と症状

皮膚に常在するブドウ球菌や連鎖球菌、あるいは腸内細菌である大腸菌などが包皮内で増殖することで発症します。赤みや腫れが強く出ることが多く、進行すると黄色っぽく悪臭を伴う膿が出たり、ヒリヒリとした強い痛みを感じたりするのが特徴です。かゆみよりも痛みを強く訴えるケースが多く見られます。

真菌(カンジダ)性亀頭包皮炎の原因と症状

カンジダというカビの一種が異常増殖して起こる炎症です。細菌性と比べてかゆみが非常に強く、亀頭や包皮に白いポロポロとしたカス(酒粕状)が付着するのが最大の特徴です。皮膚が赤くただれ、薄皮が剥がれ落ちることもあります。パートナーがカンジダ膣炎を発症している場合、性行為によって感染・発症するケースも少なくありません。

亀頭包皮炎が起こりやすい人の特徴

包茎の方、糖尿病などの持病がある方、疲労やストレスで免疫力が低下している方に多く見られます。

包茎の場合は亀頭が常に皮で覆われているため、恥垢が溜まりやすく菌が繁殖しやすい環境が整っています。また、糖尿病の方は尿に糖分が含まれるため菌の栄養源になりやすく、さらに免疫力も低下しがちなため、重症化や再発を繰り返しやすい傾向があります。

亀頭包皮炎の検査・診断・治療

ちんこの主なかゆみの原因になる亀頭包皮炎の診療は、原因菌の特定とそれに合わせた適切な薬剤の処方が基本となります。

原因を誤ると治療が長引くため、正しい診断を受けることが早期回復の近道です。

医療機関で行われる検査と診断の流れ

問診で症状の経過や性行為の有無を確認したのち、医師による視診で亀頭や包皮の状態を直接確認します。細菌性と真菌性はある程度見た目で判断可能ですが、正確な診断のために患部を綿棒で擦って分泌物を採取し、顕微鏡検査や培養検査を行うのが一般的です。性感染症が疑われる場合は、尿検査や血液検査を併用することもあります。

処方薬による治療方法

細菌性か真菌性かによって、処方される薬の種類が明確に異なります。細菌性の場合は抗生物質を含む軟膏を塗布し、症状が強い場合は内服薬も併用します。真菌(カンジダ)性の場合は、抗真菌薬の軟膏やクリームを使用します。通常、適切な薬を使用すれば数日から1週間程度で症状が改善に向かいます。自己判断で途中で薬をやめず、医師の指示通りに使用し続けることが重要です。

市販薬と処方薬の違い・使い分けの注意点

市販薬は症状を一時的に和らげる成分が含まれていますが、処方薬のように原因菌を特定して直接死滅させる作用が弱い場合があります。特にカンジダ性の炎症に対して、市販のステロイド入りかゆみ止めを使用すると、免疫反応が抑えられてかえってカビが増殖し、症状が悪化するリスクがあります。軽度のかゆみであれば市販のデリケートゾーン用非ステロイド薬で様子を見ることも可能ですが、数日使っても改善しない場合は使用を中止し、受診してください。

自然に治ることはある?放置するリスク

ごく軽度の蒸れや摩擦による一時的なかゆみであれば、患部を清潔にして通気性を良くすることで自然に治まることもあります。しかし、細菌や真菌が原因の亀頭包皮炎は自然治癒が難しく、放置すると炎症が慢性化して包皮が硬く狭くなり、亀頭が露出できなくなる「後天性真性包茎」を引き起こす恐れがあります。また、排尿障害やパートナーへの感染リスクもあるため、放置は推奨されません。

思春期・陰毛が生え始めた男性に多いかゆみの特徴

10代前半〜中盤の思春期は、身体の急激な変化に伴ってデリケートゾーンのトラブルが増えやすい時期です。ホルモンバランスの変化による皮脂の過剰分泌や、陰毛が生え始めることによる毛穴の炎症が主な要因として挙げられます。

ホルモン変化と皮脂分泌によるトラブル

男性ホルモンの分泌が活発になることで、全身の皮脂量が増加し、陰部周辺も脂っぽく蒸れやすい環境に変わります。皮脂と汗が混ざり合って恥垢が溜まりやすくなり、これまでと同じ洗い方では汚れが落ちきらず、かゆみや嫌なニオイの原因となります。この時期特有の生理的な変化であり、病気ではないケースも多いため過度な心配は不要ですが、衛生管理の見直しが必要です。

付け根のかゆみ・毛穴の炎症との関係

陰毛が生え始める時期は、下着との摩擦や毛先が皮膚に触れる刺激でチクチクとしたかゆみを感じやすくなります。また、毛根に皮脂や汚れが詰まると「毛嚢炎(もうのうえん)」というニキビのような炎症を起こし、赤みや痛みを伴うことがあります。陰茎そのものというより、その付け根や陰嚢(金玉)周辺にかゆみが集中しやすいのが特徴です。

思春期男性が気をつけたい洗い方とケア

入浴時は、包皮を優しく剥いて亀頭のカリ首(溝の部分)に溜まった恥垢を指の腹で丁寧に洗い流す習慣をつけることが大切です。石鹸を直接擦り付けるのではなく、しっかり泡立てた泡で包み込むように洗い、すすぎ残しがないようにお湯で十分に流します。洗った後はタオルで優しく水分を拭き取り、乾燥させてから下着を履くことで、蒸れや菌の繁殖を防げます。

性感染症によるかゆみ・症状の見分け方

かゆみに加えて、排尿時の痛みや特徴的なできものがある場合は、性感染症(性病)の疑いがあります。代表的な性感染症の症状と特徴を整理しました。

疾患名 特徴的な症状 かゆみの程度
性器クラミジア 尿道の軽い痛み、透明〜白っぽい膿 軽度〜なし
性器ヘルペス 水ぶくれ、潰瘍、強い痛み ピリピリ感・かゆみ
梅毒 初期は痛みのないしこりや潰瘍 なし

性行為の経験がある方でこれらの症状が見られる場合は、早急な検査が必要です。

性器クラミジアの症状

日本で最も感染者数が多い性感染症です。陰茎の皮よりも、尿道に症状が出やすいのが特徴です。排尿時に軽い痛みや違和感があり、尿道口から透明または白っぽいサラサラとした膿が出ます。かゆみを感じることもありますが、症状が非常に軽いため感染に気づかず放置してしまうケースが多々あります。

性器ヘルペスの症状

単純ヘルペスウイルスの感染によって引き起こされます。初期症状として陰部周辺にピリピリ・チクチクとしたかゆみや違和感が生じ、その後、赤いぶつぶつや複数の水ぶくれが現れます。水ぶくれが破れると潰瘍(えぐれたような傷)になり、激しい痛みや発熱を伴うこともあります。一度感染するとウイルスが体内に潜伏し、疲労時に再発を繰り返すのが特徴です。

梅毒の症状

梅毒トレポネーマという細菌の感染による疾患です。感染から約3週間後(第1期)に、亀頭や包皮にしこりや潰瘍ができます。梅毒の最大の特徴は、これらの症状に「痛みがほとんどない」点です。かゆみも伴わないことが多く、放置しても数週間で症状が自然に消えてしまうため治ったと錯覚しがちですが、体内では病状が進行しています。

パートナーへの感染リスクと対応

性感染症は、コンドームを使用しない性行為によって粘膜同士が接触することでパートナーへ容易に感染します。自分に症状が出ている時点で、すでに相手も感染している可能性が極めて高くなります。片方だけが治療しても、ピンポン感染(お互いにうつし合うこと)を起こすため、必ずパートナーと一緒に検査と治療を受けることが鉄則です。治療が完了するまでは性行為を控えてください。

性感染症以外で起こる陰部のかゆみ

性行為による感染でなくても、日常的な接触や環境要因で強いかゆみを引き起こす疾患があります。陰茎だけでなく、股の付け根や陰毛部分にまで症状が広がる場合は以下の疾患が疑われます。

いんきんたむし(股部白癬)

白癬菌(足白癬、いわゆる水虫と同じ菌)が股間に感染して起こる病気です。太ももの付け根から陰嚢にかけて、強いかゆみを伴う赤い発疹が環状に広がります。足の水虫から自分の手を通じて感染するケースや、公共のバスマットなどを介して感染することがあります。陰茎そのものよりも、その周辺組織に症状が強く出る傾向があります。

毛じらみ症・疥癬

寄生虫が原因で激しいかゆみを引き起こす疾患です。毛じらみは陰毛に寄生し、吸血する際に強いかゆみを生じます。陰毛の根元に黒っぽいフンや白い卵が付着しているのが肉眼でも確認できます。疥癬(かいせん)はヒゼンダニという目に見えないダニが皮膚の角質層に寄生し、特に夜間に眠れないほどの激しいかゆみを伴い、陰茎や陰嚢に赤褐色のしこりができることがあります。

陰部湿疹・汗疹・扁平苔癬

アレルギーや摩擦、多汗によって引き起こされる皮膚の炎症です。陰部湿疹や汗疹(あせも)は、通気性の悪い下着や長時間のデスクワークによる蒸れが主な原因で、赤みやブツブツとした発疹が生じます。扁平苔癬(へんぺいたいせん)は原因不明の炎症性疾患で、赤紫色で平らな発疹が現れ、強いかゆみを伴うことがあります。これらは感染症ではないため、他人にうつる心配はありません。

市販薬で対応できるケースと病院に行くべきケースの判断基準

陰部のかゆみに対して市販薬を使用するか、医療機関を受診するかの判断は、症状の重さや原因菌の予測によって異なります。誤った自己判断は症状を悪化させる原因になるため、以下の基準を参考にしてください。

判断のポイント 市販薬で様子見可能 すぐに受診すべき
症状の程度 軽いかゆみ、赤みのみ 激しいかゆみ・痛み、腫れ、熱感
分泌物・付着物 特になし 白いカス、悪臭のある膿、血
発症のきっかけ 蒸れ、下着の摩擦など 性行為後、原因不明
改善の目安 数日で良くなる 市販薬を使っても悪化する

市販薬で様子を見てよい症状の目安

「汗をかいて蒸れた」「下着の締め付けで擦れた」「石鹸で洗いすぎた」など、原因が明確な一時的なかゆみであれば、市販薬で対処可能です。患部に腫れや痛み、ただれなどの強い炎症がなく、軽い赤みとかゆみだけを感じる状態であれば、デリケートゾーン用の市販薬を使用しながら患部を清潔に保つことで、数日以内に改善が見込めます。

抗真菌薬・かゆみ止めなど市販薬選びのポイント

市販薬を選ぶ際は、成分と自身の症状を照らし合わせることが最優先です。蒸れやかぶれには、非ステロイド性のかゆみ止めクリームが適しています。ステロイド成分が含まれている薬は炎症を抑える力は強いものの、カンジダなどの感染症だった場合は菌を増殖させてしまうリスクがあるため、陰部への自己判断での使用は避けてください。過去にカンジダと診断された経験があり、全く同じ症状が再発したと確信できる場合に限り、薬局で相談の上、市販の抗真菌薬  を使用する選択肢もあります。

すぐに医療機関を受診すべき症状のサイン

以下のような症状が見られる場合は、市販薬での対処は困難です。直ちに泌尿器科または皮膚科を受診してください。

  • 亀頭に白いカスが大量に付着している
  • 黄色や緑色の悪臭がする膿が出ている
  • 皮が剥けてただれたり、出血したりしている
  • 触るだけで痛いほどの腫れがある
  • 排尿時に強い痛みを感じる
  • 市販薬を3〜4日使用しても改善しない、あるいは悪化した

これらのサインは感染症が進行している証拠であり、専門的な検査と処方薬による治療が不可欠です。

何科を受診する?恥ずかしさを減らす受診方法

陰茎のかゆみのトラブルは、泌尿器科または皮膚科が専門となります。

「下半身を見せるのが恥ずかしい」という理由で受診をためらう方は多いですが、医療機関側は毎日多くの患者を診ており、プライバシーへの配慮も徹底されています。

泌尿器科・皮膚科の選び方

基本的には男性の生殖器・泌尿器の専門である「泌尿器科」を受診するのが最も確実です。

排尿時の痛みや尿道からの膿など、尿路の症状を伴う場合は泌尿器科一択となります。

亀頭包皮炎がひどく、包茎などの根本治療をしたい場合は男性美容クリニックもおすすめです。

一方、かぶれや湿疹など、皮膚表面の症状だけであれば「皮膚科」でも対応可能です。

受診時に聞かれること・準備しておくとよい情報

スムーズな診察のために、以下の情報を事前にメモしておくと安心です。

  • いつから症状が出始めたか
  • かゆみ以外の症状(痛み、腫れ、膿など)はあるか
  • 直近数週間以内に新しいパートナーと性行為があったか
  • 思い当たる原因(蒸れ、洗いすぎなど)はあるか
  • 現在服用している薬や持病(糖尿病など)の有無

医師は事実確認のために質問をするだけで、説教や批判をすることはありません。恥ずかしがらずに正直に答えることが、正しい診断につながります。

再発を防ぐための生活習慣とセルフケア

亀頭包皮炎や湿疹は、一度治っても生活環境が変わらなければ再発しやすいトラブルです。日々の清潔なケアと、蒸れを防ぐ環境づくりが予防の鍵となります。

正しい洗い方と清潔の保ち方

入浴時は、包皮を優しく引き下げて亀頭全体を露出させ、カリ首の溝に溜まった恥垢を毎日丁寧に洗い流してください。ゴシゴシと強くこすったり、洗浄力の強いボディソープを直接塗り込んだりすると皮膚のバリア機能が低下するため、たっぷりの泡で包み込むように優しく洗うのがポイントです。すすぎ終わったら、タオルで押さえるように水分をしっかり拭き取り、完全に乾かしてから下着を着用します。

蒸れを防ぐ下着・衣類の選び方

高温多湿な環境は細菌や真菌の増殖を促すため、通気性の良い下着を選ぶことが重要です。ナイロンやポリエステルなどの化学繊維よりも、吸湿性・通気性に優れた綿(コットン)素材やシルク素材のボクサーパンツ、トランクスが適しています。また、サイズの合わないタイトな下着やスキニーパンツは摩擦や蒸れの原因となるため、少しゆとりのあるサイズ感のものを選ぶと良いでしょう。

包茎気味の方が行いたい日常ケア

仮性包茎などで皮が被りがちな方は、健康な状態であっても恥垢が溜まりやすいため、こまめなケアが必要です。排尿時には必ず皮を剥いてから行い、尿の飛び散りや残尿が包皮内に残らないようにトイレットペーパーで優しく拭き取る習慣をつけてください。どうしても再発を繰り返して生活に支障が出る場合は、根本的な解決策として包茎手術を検討することも一つの選択肢です。

よくある質問(FAQ)

ちんこの皮のかゆみに関して、患者様から多く寄せられる疑問に回答します。

ちんこの皮のかゆみは自然に治りますか?

蒸れや一時的な摩擦による軽いかゆみであれば、清潔にして通気性を保つことで数日で自然に治ることがあります。しかし、細菌やカンジダ(真菌)、性感染症が原因の場合は自然治癒することはほぼありません。数日経っても治らない、あるいは悪化する場合は医療機関を受診してください。

市販のかゆみ止めを塗っても大丈夫ですか?

軽いかぶれや乾燥によるかゆみであれば、デリケートゾーン用の非ステロイド性軟膏を使用しても問題ありません。しかし、カンジダやいんきんたむしなどの真菌感染に対してステロイド入りの薬を塗ると、免疫が抑えられてかえって症状が悪化する危険があります。原因がわからない場合は自己判断での使用は避けましょう。

かゆみがあるときに性行為をしてもいいですか?

かゆみや炎症などの異常がある期間は、マスターベーションも含めて性行為は控えてください。摩擦によって炎症が悪化するだけでなく、原因が感染症であった場合、パートナーに病気をうつしてしまうリスクが非常に高くなります。完全に症状が治まり、医師の許可が出るまでは安静に過ごすことが大切です。

掻いて皮が剥けてしまった場合はどうすればいいですか?

無理に剥がそうとしたり、消毒液などをすり込んだりせず、患部をぬるま湯で優しく洗い流して清潔に保ってください。傷口から新たな細菌が入り込んで二次感染を起こす恐れがあるため、絆創膏などは貼らず、速やかに泌尿器科や皮膚科を受診して適切な軟膏を処方してもらうことをお勧めします。

病院に行くのが恥ずかしい場合はどうすればいいですか?

恥ずかしさを感じるのは当然のことですが、医師は毎日多くの患者を診察しているため、気にする必要はありません。どうしても対面が難しい場合は、事前にスマートフォンで問診から薬の処方まで完結できる「オンライン診療」に対応しているクリニックを探して利用するのも有効な手段です。

子ども・思春期の息子がかゆがっている場合の対処法は?

思春期はホルモンバランスの変化で皮脂が増え、汚れが溜まりやすい時期です。まずは入浴時に皮を優しく剥いて、恥垢をしっかり洗い流せているか確認するよう伝えてください。それでも赤みや痛みが続く場合は亀頭包皮炎の可能性があるため、保護者同伴で泌尿器科を受診することをお勧めします。

まとめ

陰茎(ちんこ)の皮がかゆくなる原因は、日常的な蒸れや洗いすぎから、亀頭包皮炎、さらには性感染症まで多岐にわたります。軽いかゆみであれば清潔を保つことで改善することもありますが、白いカスが出ている、強い痛みや腫れがあるといった症状を伴う場合は、細菌やカビの感染が疑われるため速やかな医療機関の受診が必要です。

「病気かもしれないが恥ずかしくて病院に行けない」と悩む気持ちは多くの男性が経験するものです。しかし、放置して重症化したり、パートナーに感染させてしまったりするリスクを考えれば、早めの行動が何より大切です。近年ではプライバシーに配慮したクリニックや、スマートフォンで完結するオンライン診療も普及しており、受診のハードルは大きく下がっています。一人で悩まず、まずは医師に相談して自身の状態に適した治療やケア方法を確認し、安心を取り戻しましょう。

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堀瀬 忠直

東京 上野クリニック上野本院院長

堀瀬 忠直

約28年間、包茎専門として経験を重ね、およそ1万5千件の手術をしてきました。その、豊富な実績により、どんな症例でも対応できる包茎手術のエキスパートです。是非一度、無料カウンセリングで直接お悩みをご相談ください。患者様がご満足いただける提案をさせていただきます。

経歴

  • 1993年 山梨大学医学部卒業
  • 1993年 山梨大学麻酔科入局
  • 1995年 青梅市立総合病院勤務
  • 1996年 東京上野クリニック入職
  • 1997年 東京上野クリニック上野本院院長
  • 2019年 ウエノスキンサポート名古屋医院院長
  • 2021年 東京上野クリニック上野本院院長