カントン包茎とは

カントン包茎とは、包皮の出口（包皮輪）が亀頭の下部分（カリ首）をきつく締め付け、元に戻らなくなった状態を指します。この元に戻らなくなったという部分が重要で、「通常時だけ亀頭を露出できる」「そもそも包皮をカリ首まで剥くことができない」のはカントン包茎ではありません。包皮輪狭窄や真性包茎をカントン包茎と誤解しているパターンです。そもそも、カントン包茎の嵌頓（カントン）には「元に戻らない」という意味があります。

カントン包茎の自己診断は誤解が多いです。特に包皮輪狭窄をカントン包茎と勘違いしているケースが目立ちます。簡単な見分け方は以下の通りです。

• カントン包茎：包皮を剥いたあと、元の位置に戻せなくなってしまう
• 包皮輪狭窄：勃起時は亀頭を露出できないが、通常時は露出できる

つまり、包皮輪が狭い状態が包皮輪狭窄、亀頭を露出させて戻らなくなった状態がカントン包茎です。ただ多くのクリニックでは、「包皮輪狭窄＝カントン包茎」として説明している場合も多く見受けられます。包茎手術の説明時に、状態をわかりやすく分類するためです。

本記事でも同様に、医学的には「包皮輪狭窄」にあたる状態も、読者の理解を優先し、便宜上「カントン包茎」として表現しています。厳密には異なるものですが、混乱を避けるための表記ですので、ご了承ください。

カントン包茎のデメリットは、単なる見た目の問題にとどまりません。放置することで深刻な健康リスクが発生したり、性行為に支障が生じたりする可能性があります。ここでは、代表的なデメリットを解説します。

無理に包皮を剥くと亀頭が鬱血する

カントン包茎の包皮を無理に剥くと、包皮による亀頭の締めつけによって鬱血が起こります。最悪の場合、包皮が元に戻らなくなってしまい、亀頭が壊死する可能性もあります。「剥きにくいけど、なんとかいけるから大丈夫」という考えは非常に危険です。少しでも包皮の締まりが強い、違和感があるなどの違和感があるなら、自己判断せずに一度専門クリニックで相談することをおすすめします。

性行為ができない

カントン包茎は、セックスができない、もしくはままならないケースが多くあります。勃起したペニスや亀頭が包皮によって圧迫され、強い痛みを感じるからです。実際、マスターベーションは出来てもセックスが出来ないといった方は多く、包茎の中でも性行為のハードルが高いタイプといえます。

性病や感染症のリスクが高まる

カントン包茎は、包皮の下に汚れや雑菌がたまりやすい環境が続くことで、性病や尿路感染症などにかかるリスクが高まります。特に、包皮輪狭窄では完全に汚れを落としきれないので、細菌が繁殖しやすくなり、炎症や悪臭の原因となることもあります。

悪臭がする

カントン包茎は包皮をスムーズに剥けないため、内側をしっかり洗えません。恥垢や雑菌の温床となり、これらが混ざると独特のツーンとした悪臭が発生します。特に夏場や運動後など、汗をかきやすい時期はニオイが強くなりやすいです。

カントン包茎は自力で治せません。筋肉やクセの問題ではなく、皮膚そのものの構造的な狭さが原因だからです。幼少期までなら自然治癒する可能性がありますが、思春期以降は手術以外で治療することは不可能です。矯正器具を使ったストレッチやトレーニングでは基本的に治りませんので、カントン包茎の方は手術による治療以外の選択肢はないといっていいでしょう。

また、真性包茎と異なり、包皮が元に戻らないタイプのカントン包茎以外は保険も適用されないので注意が必要です。ご自身のカントン包茎の状態を知りたい方は、上野クリニックの無料カウンセリングまでお越しください。

創業34年、総来院者数30万人の実績

上野クリニックは1991年の開院以来、34年にわたって男性の悩みに寄り添い続けてきた専門クリニックです。これまでに30万人以上の患者様が来院し、包茎手術の分野において先駆的な存在として確かな信頼と実績を築いています。

全員男性スタッフでプライバシーに徹底配慮

上野クリニックでは、受付から看護師まで、すべて男性スタッフが対応しており、男性患者様が安心して相談できる環境を整えています。完全予約制や仮名での診療申し込み制度に加え、来院時には他の患者様と顔を合わせないよう配慮された個室対応を徹底。プライバシーを最大限に尊重した体制で、患者様一人ひとりの不安に寄り添います。

駅チカ5分の好立地

上野クリニックは全院最寄り駅から徒歩5分圏内の好立地です。夜8時まで診療しているので、お仕事帰りの方にも対応できます。

• 徒歩1分：上野本院、千葉院、福岡院、新潟院、広島院、岡山院、札幌院
• 徒歩2分：名古屋院
• 徒歩3分：大阪院、大宮院、金沢院、仙台院
• 徒歩5分：新宿院、横浜院、京都院

全国15院のアフターフォロー体制

上野クリニックでは、治療後も患者様に安心してお過ごしいただけるよう、全国15ヵ所の院すべてで充実したアフターケア体制を整えています。万が一のトラブルにも、常駐の医師が迅速に対応いたしますので、安心してご相談ください。

自然な見た目にもこだわった上野オリジナル術式

上野クリニックでは、自然で誰にも気づかれにくい仕上がりを目指し、「見た目の美しさ」と「機能性」の両立にこだわった手術を行っています。「複合曲線作図法」を用いることで、手術跡が目立たない、より自然な仕上がりを実現しています。

カウンセリング当日の手術OK

診察とカウンセリングの内容にご納得いただければ、当日にそのまま包茎手術を受けていただくことも可能です。

手術前の明朗会計

上野クリニックは手術前にお会計を行います。手術中に治療費が増額されたり、突然オプション料金が追加されたりする心配はありません。

上野クリニックでは「複合曲線作図法」というオリジナル術式を採用しています。亀頭の傘の下に切除ラインが隠れるよう作図し、裏スジの包皮小帯を残す方法です。美しさを重視したカーブと、機能性を考慮したラインを組み合わせることで、患者様それぞれに最適な、自然で違和感のない仕上がりを実現しています。

手術にかかる時間

手術時間はおよそ40〜50分。上野クリニックでは、患者様一人ひとりに丁寧に向き合うため、十分な時間をかけて手術を行っています。他院の中には、医師の人件費を抑える目的で短時間で済ませるところもありますが、当院ではクオリティを最優先に考えています。

また、近年は「切らない包茎手術」として短時間で終わる施術をアピールするクリニックも増えていますが、こうした方法は時間の経過とともに元に戻ってしまうこともあり、仮性包茎の根本的な解決にはつながりません。長期的な効果を求めるなら、当院が提供する「切る包茎手術」をおすすめします。

痛みのレベル

上野クリニックでは、長年にわたり「痛みの少ない麻酔法」の改善に取り組んできました。皮膚の感覚を軽く鈍らせた後、細い針を使用して丁寧に麻酔を施すため、手術中の痛みについてはあまり心配いりません。

手術後の過ごし方

包茎手術後、入院は必要ありません。シャワーは基本的に翌日から可能で、入浴は手術後約2週間経過してから行えます。排尿は通常通り行えますが、尿が飛び散ることを避けるため、洋式トイレの使用をおすすめします。

スポーツは、手術後3～4週間は控えていただくことを推奨します。傷口に悪影響を与える可能性があるため、無理な運動は避けてください。

性行為やマスターベーションは、おおよそ4週間後から再開できます。手術後の数週間は安静に過ごすことが大切です。

予約

患者様一人ひとりの時間をしっかりと確保するために、上野クリニックは完全予約制となっています。

カウンセリング

カウンセリングは熟練の医師が直接行います。カントン包茎の不安や悩みを全てお伺いし、最適な治療プランをご提案します。

お会計

明朗会計という観点から、お支払いを手術前にお願いしています。

手術

診察・カウンセリングにご納得いただければ、当日に手術を行うこともできます。再検討される場合は、一度ご帰宅いただき、意思が固まった段階で再度ご予約をお願いいたします。

帰宅

手術後はすぐにご帰宅いただけます。

勃起しても皮が剥けないのですが、カントン包茎でしょうか？

勃起しても皮が剥けない場合は真性包茎の可能性が高いです。

カントン包茎は手術した方がいいですか？

カントン包茎は、亀頭が包皮に締め付けられて血流障害や感染症のリスクが高くなっている状態です。性行為も満足に行えない可能性があるので、基本的には手術をおすすめしています。

保険は適用されますか？

剥いた包皮が戻らないカントン包茎の場合、保険適用の可能性があります。しかし、軽度の包皮輪狭窄のようなケースでは保険適用にならない可能性が高いです。

術後の相談窓口はありますか？

上野クリニックはアフターフォローにも力を入れています。術後の相談に関しては、メールや電話でご連絡いただくか、全国15院のクリニックにお越しください。

※料金はお客様の状態によって変動します。