まず初めに、皆さんは「ED治療薬」をご存知でしょうか?
これから詳しくお話をしていきますが、簡単にいうと「勃起しない人」が使う薬のことです。
日本人は勃起に悩んでいる方が意外に多いというデータも出ており、疾患の程度は様々ですが4人に1人が何らかの悩みを持っているという統計もあります。
ここでは、「ED治療薬」や「疾患」についてみていきたいと思います。
以前はインポテンスと呼ばれていました。
しかし、差別的であるとのことから最近では勃起障害と呼ばれるようになりました。
英語では(Erectile Dysfunction)と書き、その頭文字をとってEDと呼ばれるようになりました。
その定義はおおまかに言うと「満足のいく性行為に十分な勃起が出来ない、もしくは維持出来ない。」と言うことになります。
中折れするようになってきた、中折れが継続してある、勃起時の硬度が昔に比べて弱い、あまり勃起しない等、十分な勃起が起こらない状態のことを言います。
勃起障害は、誰でもなる可能性はありますし、実際にこれを読んでいるあなたも「もしかして・・・」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
わが国についてみると、
勃起障害の方は「常に出来ない=重症例」と「時々出来ない=中等症例」を合わせるとすでに1000万人以上いるとされています。
これは、軽症の人数を除いてですので、軽症まで合わせるとかなりの人数になることが分かります。
ですので、決して珍しいもので、恥ずかしがるものでもなく、自分自身がそうかもと感じた場合は、きちんとした医療機関を受診し、適切な診断と治療をしてもらうことが重要です。
ED(勃起障害)になる原因は様々あります、
世界中の疫学調査に共通している結果から、加齢はEDの最も重要な危険要素であると言えます。
しかしながら、年齢に関係なく若い方でもEDになることがあります。
EDが起こる原因のうち代表的なものをいくつか挙げてみましょう。
まずは、「心理的なストレス」によるもの。
次に挙げるのが、先ほども出た「加齢によるもの」です。
人間は年齢を重ねると、やがてEDの症状が出てくることが多いです。
これは年齢が上がるにつれ、男性ホルモンは低下しますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を患う人も多くなってきます。
生活習慣病に伴うEDは、高血圧に糖尿病などが原因となり、体内に通っている血管や神経が障害を受けて起こるもので、「器質性」のEDと言われています。
例えば、動脈硬化です。
陰茎を通る動脈の動脈硬化が進むと十分な血液が陰茎に流れ込まなくなるためEDが起こりやすくなります。
動脈硬化は、生活習慣病と関連して起こります。
日ごろから、禁煙や食生活や運動など生活習慣を見直すことで生活習慣病になるリスクを減らすことで、EDのなるリスクも減らすことができます。
EDになる原因は様々あります。
上記で上げた以外にも交通事故などによる骨盤骨折や脊椎の損傷が原因でEDになる方もいらっしゃいます。
また、日ごろ何らかの病気により服用している薬が原因でなる方もいます。
ご自身が「EDかも?」と感じた際には、専門の医療機関で専門のドクターにきちんとした診断をして頂き、きちんとした治療をすることが大切です。
EDの診断においては「問診」が最も重要です。
病歴・既往歴・家族歴を事細かにお聞きし、それをもとに「国際勃起機能スコア」で障害の程度を確認します。下記がその一例になります。
等々、問診は診断の上では欠かせない、とても重要なものです。
また、血液検査等で肝機能・腎機能・内分泌・ホルモンの異常がないかも調べることもあります。
それに加えて夜間陰茎の膨張度を評価する検査や陰茎内の血液の程度を超音波検査を使い調べること、それらを総合的に考慮し診断されます。
EDの治療薬として有名なのが「バイアグラ」です。
それ以外にも「レビトラ」、「シアリス」といったものがよく使用されているお薬になります。
そもそもEDの治療とは、その患者さんにとって満足のいく程度の回復を目的としています。
薬物療法としては、その患者さんの状態に合わせて処方します。有効率は平均で60%~80%と言われています。
服用するにあたり大切なのは、他の薬剤との相性(併用禁忌)や医師の処方した用法を守ること、そして最も怖いとされる副作用に注意することです。
現在服用している薬が原因であれば減量や中止、変更を行うこともあります。
ED治療薬を服用する点で1番の注意事項としては「医師の指示を守る」、これにつきます。
こなっている。体調の良い時は治療薬がなくても問題なく性交を行えるが、少し自信がない時や疲れている時には服用するようにしている。
これにより、旦那さんだけでなく、奥さんも満足されており、以前より明るい家庭生活を送っているようである。
勃起障害には、様々な原因があり、まずはその原因を探ることが重要となってきます。
男性なら誰しもが「自分は違う」と思ってしまうのが普通かもしれません。
しかし、記載した内容(症状等)に当てはまる方、また、もしかしたら?と思われる方はぜひ医療機関の受診をおすすめします。
勃起障害は決して恥ずかしい病気ではありません。
冒頭にもあるように多くの人が悩んでいます。専門の医療機関できちんとした診断を受け、適切な治療をすることが大事です。
「まずは、第一歩!」これを踏み出す事により、あなたの人生は明るいものに変わるかもしれません。
私も医療機関で働く者として、悩んでいる方の背中を押すつもりでこの記事を記載しました。これを読んで頂いた方が、少しでも多く悩みから解消されることを願っております。
この記事の監修医師
東京上野クリニック上野本院院長
約28年間、包茎専門として経験を重ね、およそ1万5千件の手術をしてきました。
その、豊富な実績により、どんな症例でも対応できる包茎手術のエキスパートです。
是非一度、無料カウンセリングで直接お悩みをご相談ください。患者様がご満足いただけるご提案をさせていただきます。
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