包茎手術・治療のことなら東京上野クリニックにお任せください


包茎手術・包茎治療について|上野クリニック

包茎だと妊娠しづらくなるって本当?不妊の原因や包茎の治療法について解説

包茎だと妊娠しづらくなるって本当?不妊の原因や包茎の治療法について解説

男性不妊とは、不妊の原因が男性側にある場合をいい、不妊症を抱えるカップルのうち約半数が男性側に原因があるとされています。主な男性不妊の原因には、健康な運動精子の生成が困難な造精機能障害や、精子の通り道が塞がれている精路通過障害があります。ほかに、加齢や喫煙、飲酒、肥満、ストレスなども、男性不妊を引き起こす要因といわれています。これらに加えて、男性が包茎であることが不妊の原因になるのではないかといわれることがあります。本記事では、男性不妊の原因や包茎と男性不妊の関連、包茎の治療方法などについて解説します。

男性由来の不妊の原因

男性由来の不妊の原因

結論からお話しすると、包茎は男性不妊の直接的な原因にはなりにくいです。直接的な男性不妊の原因としては、造精機能障害や性機能障害、精路通過障害が考えられます。ここではそのそれぞれについて詳しく説明します。

造精機能障害

造精機能障害は、適切に精子を生成することができない状態を指し、男性不妊の主な原因となっています。この障害には、精子の数が通常よりも少ない「乏精子症」、数量は問題ないが活動性に欠ける「精子無力症」、精液中に精子がまったく見られない「無精子症」などが含まれます。
原因としては、先天的な問題や精巣上部にできる血管の腫れなどの疾患が挙げられるほか、アルコール摂取や喫煙、肥満などが影響を与えることもあります。

性機能障害

勃起不全や射精障害などの性機能障害も不妊を引き起こす原因となります。これらの問題は、ストレスや陰茎への血流低下、疾患などによって生じることが多いです。性行為に対する過度の不安や、その他の精神的な要因によっても起こります。

精路通過障害

精路通過障害とは、精子の通路が狭い、または詰まっている状態で、精子が尿道まで出てこられないケースを指します。この問題は、先天的な要因や炎症、外傷が原因で起こることがあります。

包茎と男性不妊との関連

包茎と男性不妊との関連

前述したように、包茎は男性不妊の直接的な原因にはなりにくいです。一方で、間接的な原因になることはありえます。包茎が男性不妊の間接的な原因になるケースとして、下記のようなものが挙げられます。

射精の妨げになる

妊娠の可能性を高めるためには、子宮内に十分な量の精子を送り込むことが重要です。しかし、真性包茎の状態で射精すると、包皮が精子の通り道を妨げ、結果として子宮へ届く精子の量が減少する可能性があります。これにより、妊娠の確率が低下すると思われます。亀頭が露出していれば、包皮による精子の捕捉が減少し、より多くの精子が子宮へと届けられることになります。

不衛生な状態になる

包茎自体が直接的に不妊を引き起こすわけではないものの、包茎が原因で衛生状態が悪化したり、性病に罹患することで不妊につながる場合があります。仮性包茎の場合、自分で亀頭を露出させて入浴時に恥垢やその他の汚れを洗い流すことが可能です。しかし、重度の仮性包茎や亀頭を露出させることが困難な真性包茎では、亀頭と包皮の間に恥垢が溜まりやすく、性病に罹患しやすくなります。陰茎を清潔に保つことができない場合は、勃起時の不快な臭いや性感染症のリスクが高まることもあります。

性行為に消極的になる

カントン包茎の場合、勃起や性行為の際に痛みを感じる人がいます。この痛みは、勃起時に包皮が圧迫されたり引っ張られることで起こり、性生活の障害となります。これが原因で性行為に対して消極的になってしまい、妊娠の機会が減少することが考えられます。

包茎の種類

包茎の種類

間接的な不妊の原因となり得る包茎には、どのような種類があるのでしょうか。不妊への影響の強いものと弱いものに分けて、包茎の種類を説明します。

不妊への影響が強い包茎

不妊への影響が強いと考えられる包茎の種類には、真性包茎があります。

  • 真性包茎
    真性包茎は、包皮の開口部が極端に狭くて亀頭が露出しない状態のことをいいます。この状態では、勃起しても包皮が亀頭を覆ったままになり、性行為が困難になります。また、真性包茎では包皮の内部を清潔に保つことが難しく、衛生面での問題が発生しやすいです。このような環境では細菌が亀頭や包皮に感染しやすくなり、皮膚炎や不快な臭いを引き起こす原因となります。さらに、これらの細菌が尿道内に侵入することで、尿路感染症や膀胱炎のリスクを高める可能性もあります。

不妊への影響が弱い包茎

包茎の中でも不妊への影響が弱いと考えられるものとして、仮性包茎とカントン包茎があります。

  • 仮性包茎
    仮性包茎とは、通常時は亀頭が包皮で覆われているが、手で容易に包皮を剥けて亀頭を露出できる状態のことをいいます。勃起すると自然に亀頭が露出する場合と、勃起しても包皮が亀頭を部分的に覆い続ける場合があり、その程度には差があります。仮性包茎では、包皮を剥く際に痛みは伴わず、手を離すと包皮がゆっくりと亀頭を覆うように戻ります。健康上の大きなリスクはないものの、外見上の理由で治療を受けることを選ぶ人もいます。
    通常時に亀頭が包皮に隠れることで恥垢が溜まりやすく、衛生的な問題が起こりやすいため、性包茎ほどのリスクはないものの細菌感染の可能性があります。
  • カントン包茎
    カントン包茎は、包皮を剥いた際に締め付け感を感じる陰茎の状態のことを指します。通常は包皮を剥くことが比較的容易であっても、勃起時には包皮を剥くと痛みが生じることがあります。強引に包皮を剥くことで亀頭を圧迫してしまい、結果として包皮が戻らなくなり、腫れてしまうこともあります。

包茎手術

包茎手術

ここまでに説明したように、包茎が男性不妊の直接的な原因となることは少ないです。包茎は直接的な男性不妊の原因ではありませんが、間接的に影響を及ぼす可能性はあるため、妊活の選択肢に包茎治療を考える意味はあるといえます。

手術の流れ

一般的な包茎手術の流れと術後の過ごし方は、次のようになります。

包茎手術の最初のステップは希望するクリニックでのカウンセリング予約です。多くのクリニックでは、契約前のカウンセリングを無料で提供しているので、気軽に申し込むことができます。

カウンセリングで包茎の種類や状態に応じた手術方法の提案を受けます。費用や手術後の仕上がりに関する説明を聞き、納得がいくプランを選ぶことが重要です。医師のアドバイスも聞きながら必要な治療を判断してください。

プランと契約が決まった後は手術が行われます。麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。手術後は、回復期間中の過ごし方や注意点についての説明を受け、指示に従って適切なケアを行いましょう。手術後には稀に腫れや出血が起こることもあるため、問題が生じた際に迅速に対応してくれるクリニックを選ぶことが重要です。異常を感じた場合は、直ちにクリニックに問い合わせてください。

手術で使用される糸には、自然に溶ける吸収糸か抜糸が必要なタイプがあり、後者の場合は抜糸のためにクリニックを再来院する必要があります。術後約2週間は入浴を避け、シャワーのみで清潔に過ごしてください。

包茎手術をするクリニックの選び方

包茎手術をするクリニックの選び方

ここまで、男性不妊の原因や、男性不妊と包茎との関連、包茎治療の方法などについて説明してきました。最後に、包茎手術を受けるクリニックの選び方について解説します。

予算に合っているか

包茎手術を受ける際は、予算内で手術を行ってくれるクリニックの選定が重要です。ほとんどのクリニックでは公式ホームページに料金表が掲載されていますが、料金範囲に幅がある場合やオプション料金が不明瞭な場合も少なくありません。カウンセリング時に、基本料金に何が含まれるのかを明確にしておくことが大切です。

治療経験は豊富か

包茎手術の結果は医師の技術力や経験に大きく依存するため、治療経験の豊富なクリニックを選ぶようにしましょう。経験不足の医師による手術では、仕上がりに満足できない可能性が考えられます。クリニックや医師の経験は、公式ホームページで確認することが可能です。もし、医師の氏名や経歴が記載していないクリニックは選択しないようにしましょう。

保証が充実しているか

包茎手術後の保証とアフターケアサービスが整っているクリニックを選択することは大切です。包茎手術は回復するまでに時間がかかり、この期間中は抗生剤や痛み止めの服用などの適切なケアが必要になります。日常生活での注意点も多く、入浴や性行為、スポーツなど、様々な面で制限があります。予期しない痛みや腫れなどのトラブルが発生することもあり、そのような時に相談や必要に応じた再診が可能なサポートが整ったクリニックであれば、より安心して治療を受けることができるでしょう。

まとめ

本記事では、男性不妊の原因や包茎と男性不妊の関連、包茎の治療方法などについて解説しました。この記事が、不妊と包茎の関係について正しく理解し、より良い妊活を行っていくうえでの一助になりましたら幸いです。

【参考サイト】

【包茎手術】についてはこちら

この記事の監修医師

堀瀬忠直院長

東京上野クリニック上野本院院長

堀瀬 忠直

約28年間、包茎専門として経験を重ね、およそ1万5千件の手術をしてきました。
その、豊富な実績により、どんな症例でも対応できる包茎手術のエキスパートです。
是非一度、無料カウンセリングで直接お悩みをご相談ください。患者様がご満足いただけるご提案をさせていただきます。

経歴

  • 1993年 山梨大学医学部卒業
  • 1993年 山梨大学麻酔科入局
  • 1995年 青梅市立総合病院勤務
  • 1996年 東京上野クリニック入職
  • 1997年 東京上野クリニック上野本院院長
  • 2019年 ウエノスキンサポート名古屋医院院長
  • 2021年 東京上野クリニック上野本院院長